Report|熊本県立大学「もやいすと(地域)ジュニア」フィールドワークおよび成果発表会を実施しました

地域の皆さまの協力のもと、学生たちが天水での学びと交流を深めました

2025年9月12日(金)、昨年に続き熊本県立大学「もやいすと(地域)ジュニア」のフィールドワークを天水地区で実施しました。

「もやいすと」プログラムは、”地域づくりのキーパーソン”の育成を目的とした熊本県立大学の独自の教育プログラムです。
その導入科目である「もやいすと(地域)ジュニア」では、毎年、学生たちが地域に入り、地域の方々との関わりを通して学びを深めています。

今年度は約85名の学生が熊本県玉名市天水地区を訪れ、地域の皆さまのご協力のもと、3つのルートに分かれて活動を行いました。

①水本オレンジガーデンでのみかん農業体験

午前はみかん農業の現場を体験し、収穫したみかんを使って生搾りジュースをいただきました。

午後は、天水の若手みかん農家の皆さまやIT企業のQoQさまとともに、みかん農業の人手不足という課題の解決をテーマにグループワークを実施しました。

②天水中学校との合同プログラム

午前は、「天水で熱い想いを持ち頑張る大人」10名の方へインタビューを実施。

午後は、天水中学校の生徒たちと協働で、大人の皆さまの1分間紹介動画を制作しました。

③天水福祉事業会「ちまのいすんて」での活動

午前は「ちまのアトリエ」に参加し、保育園や施設の皆さまと一緒にオリジナル筆を作ってアート制作を体験。

午後は、「ちまのいすんて」の建築から活用まで携わる地域内外の皆さんと、地域のコミュニティペースの活性化策についてのグループワークを実施しました。

本フィールドワークは、多くの地域の皆さまのご協力のもと実施することができました。
とりわけ、今年8月の豪雨被害の影響が残る中で学生たちを受け入れてくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。

成果発表会 in 熊本県立大学

9月25日(木)には、熊本県立大学にて「もやいすと(地域)ジュニア」成果発表会が開催されました。
今年度は天水中学校3年生が見学を兼ねて参加し、大学での学びに触れる機会となりました。

午前は大学生によるポスターセッション形式の発表を見学。
天水フィールドワークで見つけた地域課題に対し、学生たちが考えた解決策の発表を見学しました。

午後は大学ならではの段々教室で模擬講義を受講。
雨庭に関する講義や実験を通して、学びの楽しさを体感しました。


その後の学内ツアーでは、ドローンや3Dプリンター、VR、ロボットなど最先端の設備に触れ、中学生も先生方も興味津々の様子でした。

 

成果発表会をもって、今年度の「もやいすと(地域)ジュニア」は無事終了しました。
この取り組みが、中学生や大学生一人ひとりにとって「地域づくり」や「進路選択」を考えるきっかけとなり、天水の未来を担う次世代育成へとつながることを願っています。

GAROOでは、今後も地域・大学・行政が連携した学びの機会づくりを支援してまいります。