ワーケーションの実証実験 in 北海道室蘭市

北海道室蘭市は北海道有数の重工業地帯ですが、自然にも恵まれています。街は大きく旧市街(室蘭)と新市街(東室蘭)と大学エリア(室蘭工業大学)に別れており、旧市街の地盤沈下が大きな課題になっています。

先日、ハイコン代表の玉木教授が室蘭市出身というご縁もあって青山学院Hiconメンバーで室蘭市のテレワーク移住等推進補助金を活用させていただき、2泊3日でワーケーションの実証実験と室蘭市様との意見交換に行ってまいりました。

https://www.city.muroran.lg.jp/main/org2200/telework_iju.html

工場と自然が近く、「まるでラピュタの世界観」だったのが印象的です。

旧市街の活性化に大きな期待が寄せられているのがB級グルメでしょうか。室蘭焼鳥は全国区の知名度を誇りますが、地元に行かないと食べれないものとして、カレーラーメンやウズラソフトがあります。旧市街を更に盛り上げるグルメの勇者を絶賛募集中で、誘致に関してはワーケーションの補助金を整備するなど、外部人材との連携に前向きに取り組んでいます。

また、工業大学があることで20代の転出が増加することは予測していましたが転入(入学)に比べて転出が倍以上というのは予想以上でした。とはいえ、「人口減は当然である」という考え方がとても柔軟だと感じました。転出を逆手にとり、より濃い関係人口の創出に繋げることができるのではないかと考えます。

室蘭市のまちづくりを勝手に妄想すると、、、
室蘭駅と東室蘭駅は白鳥大橋によって湾を中心に環状を形成しています。その環状を若者が活発に往来することを、まちづくりの基本にした場合、現行の室蘭市内の学校を全て移転の対象とし、環状に教室を分散的に配置し、電動キックポード等で若者が自由に往来できる環境を整備します。そのことにより学生同士や、学生と地域住民が日常的に交流する環境を形成されると推定できます。また、その事が最大の観光コンテンツになり、登別、洞爺湖に比類する訪問動機になるのではないでしょうか。

移転を伴う妄想ですのでそう簡単にはいきませんが、人が集まり知恵を出し合えば、なかなか良い案が生まれてくるものです。今後も継続して協議を続けていく予定です。