Report|北海学園大学 濱田ゼミによる富良野市フィールドワークをコーディネートしました

【産官学連携×地域資源活用】富良野市のふるさと納税をテーマに学生が現地調査を行いました

GAROOは2025年9月2日(火)~4日(木)、北海道富良野市にて北海学園大学 濱田ゼミの学生によるフィールドワークを伴走支援しました。
本事業は、富良野市・北海学園大学・株式会社GAROOの三者による産官学連携事業の一環として実施。
学生30名が市内事業者や行政へのインタビュー、セミナーへの参加を通じて、富良野市のふるさと納税を題材とした地域課題の解決と人材育成を目指す取り組みです。

プロジェクト概要

「富良野市のふるさと納税現地消費モデルの開発」をテーマに、濱田ゼミ生が主体となって調査・分析・提案を行います。
学生たちは行政・事業者・市民などへのヒアリングを通じて、返礼品や制度のあり方について多角的に考察。
単なる制度理解にとどまらず、現地だからこそ得られる一次情報を収集し、今後の探究活動に活かしていきます。

GAROOのサポート

今回のフィールドワークにあたり、GAROOは準備から当日の運営までを一環して担いました。

今年4月から約6ヶ月にわたり、ゼミ形式で学生への指導を行い、実践的な交渉や調整のスキルを学ぶ機会を提供してきました。
その過程では、事業者とのアポイント調整やインタビュー練習、情報収集・整理といった事前準備を通じて活動に備えられるように伴走しました。

現地活動では、宿泊や飲食の手配、行政・事業者とのインタビューが円滑に進むための調整をはじめ、セミナーや交流の場づくりを実施。
半年間の学びが現場で成果につながるよう、全体を通じてGAROOが伴走支援を行いました。

活動の様子

1日目(9月2日(火))

富良野市役所にて市長表敬および担当課との顔合わせを行いました。
その後、学生は6班に分かれ、行政・商業・農業・観光など多方面の事業者を対象にインタビューを実施しました。
夕方には地域関係者との交流BBQを行いました。

2日目(9月3日(水))

午前は引き続き事業者へのインタビューを実施しました。
午後は富良野市役所にて「ふるさと納税セミナー」およびワークショップを開催しました。

3日目(9月4日(木))

最終日には、弊社代表取締役・荒木によるセミナーを行いました。
その後、ゼミ内での発表を実施し、現地調査の成果を共有しました。

参加者からのコメント

今回のフィールドワークについて、北海学園大学・濱田先生からは、
「過去にないほどハイレベルな研修内容で、学生たちが一生懸命に取り組んでくれた。その裏には多くの準備と協力があり、まさに産官学連携で成り立っている研修だった」との言葉をいただきました。
また、「学生をお客さんとして扱うのではなく、ミッションを果たす役割を担う主体として実践に臨むことが、大学のためにも、まちのためにも、そして生徒自身のためにもなる。今回の学びを踏まえ、11月の最終報告会に向けてさらに成長してほしい」とのコメントも寄せられました。

また、富良野市役所職員からも、
「学生の皆さんに富良野を満喫してもらえて安心した。市の立場からも、現場の意見と行政の見方に乖離があると感じており、その違いを踏まえたより現場に近い研究成果が出るのではないかと期待している。ふるさと納税は”現場が見るもの”と”行政が見るもの”とで大きな差があるため、今回の学びがその橋渡しにつながれば嬉しい」とのコメントが寄せられました。

今後に向けて

今回のフィールドワークで得られた学びは、2025年11月28日(金)に予定されている最終報告会にて発表されます。
学生たちが現場での体験やヒアリングを踏まえ、どうのような提案を導き出すのか注目されます。

弊社は引き続き、富良野市・北海学園大学と連携し、地域資源を活かしたふるさと納税の新たな可能性と富良野市の持続的な活性化に取り組んでまいります。