Report|東大みかん愛好会と連携した苓北町みかんPRプロジェクト成果報告
東大みかん愛好会と進める地域連携プロジェクト
株式会社GAROOでは、熊本県苓北町と連携し、東京大学を中心に関東圏のみかん好きが集まるサークル「東大みかん愛好会」とともに、地域資源である“苓北みかん”の魅力発信および地域課題解決に向けたプロジェクトを実施しています。
本事業は、総務省「ふるさとみらいカレッジ」事業の一環として行われており、みかん産業が抱える担い手不足や認知度向上といった課題に対して、大学生の視点と行動力を活かしながら取り組んできました。
事業の背景
苓北町のみかん生産量は、昭和62年の約3,500tをピークに年々減少しています。
背景には、みかん農家の高齢化や担い手不足などの課題があります。
そこで本事業では、東大みかん愛好会と連携し、
・苓北みかんの認知向上
・地域農業への関心醸成
・新規就農者増加へのきっかけづくり
を目的として、年間を通じたフィールドワークや地域交流を実施しました。

GAROOの伴走支援
GAROOは、本プロジェクトにおいて学生・行政・農家・地域事業者をつなぐコーディネーターとして伴走支援を行いました。
具体的には、
・フィールドワーク全体設計
・関係各所との調整
・活動先とのマッチング
・学習会や報告会の運営支援
・学生への企画・発表サポート
など、プロジェクト全体の進行を担当しました。
また、学生のアイデアが地域課題や実装可能性から逸れないよう、苓北町や関係者との調整を重ねながら活動を支援しました。
フィールドワークの実施
2025年度は計4回にわたり、苓北町内でフィールドワークを実施しました。
活動では、
・みかん農家での農作業体験
・JAれいほくや地域事業者へのヒアリング
・パッケージ開発に向けた工場見学
・小中学生向けのみかん学習会開催
・地域イベントへの出展
・R7年度活動の報告会実施
など、多角的な取り組みを展開しました。
特に、地域の子どもたちを対象に実施した「みかん学習会」では、みかんの基礎知識や苓北みかんの特徴、生産者の仕事などについて、東大みかん愛好会の学生が授業形式で紹介しました。

児童・生徒からは、
「美味しいみかんの見分け方は?」
「白い筋にはどんな意味があるの?」
など多くの質問が寄せられ、地域農業への関心醸成やキャリア教育の機会にもつながりました。
パッケージ開発・ブランド発信への挑戦
プロジェクトでは、苓北みかんブランドの発信強化に向けて、新たなパッケージ開発にも取り組みました。
学生たちは実際に印刷会社を訪問する他、
・贈答用パッケージ
・小容量向け商品の展開
・デザインやブランドイメージ
などについて、事業者や農家、JA担当者と意見交換を実施しました。
ヒアリングを重ねる中で、現場視点の課題やアイデアが共有され、実装に向けた具体的な検討が進められました。
活動報告会・地域イベントへの出展
2026年3月には、苓北町内にて活動報告会を開催し、学生たちが1年間の取り組み成果を地域住民や関係者へ発表しました。
報告会では、
・フィールドワークでの学び
・みかん学習会の実演
・パッケージ試作の紹介
などを行い、約50名の地域住民・関係者にご参加いただきました。

また、町内イベント「Happy Party Reihoku」にも出展し、
みかんや加工品の試食・販売を通じて、苓北みかんのPRを実施しました。

今後の展望
本プロジェクトでは、大学生の新鮮な視点と地域の実践知を掛け合わせることで、地域資源の新たな可能性を探る取り組みを進めてきました。
今後は、
・パッケージの実装検討
・情報発信の強化
・みかん学習会の展開
・摘果みかんを使用した商品開発
など、次年度に向けた活動も予定しています。
GAROOでは今後も、地域・行政・教育機関・学生をつなぐ伴走支援を通じて、地域課題解決と持続可能な地域づくりに取り組んでまいります。